べスタクス(VESTAX)5弦ベース BV-Vのカタログを見つけました。
こんにちは。かふぇじゃずです。
先日、部屋を片付けていたら懐かしい資料が出てきました。
これ、何かわかりますか?
これは、私が所有しているVESTAXのベースのカタログのコピーです。
日付をみると1999年12月6日と書いてあります。
もう20年以上も前の話ですね。
VESTAXといえば創業者の椎野秀聰氏が立ち上げた純国産ブランド。
DJ機器で有名ですが、ベースも作っていました。
残念ながら2014年に会社が終わってしまいましたが。。。
椎野秀聰氏については「僕らが作ったギターの名器」に詳しく書かれていますが、ギター制作について、とてもこだわりを持っていて、世界的にも有名なサウンドデザイナーです。
音楽や楽器製作は『西洋絶対』ではない。私たちはそういう意識からそろそろ自由になるべきだと思う。私たち日本人のDNAには、モノ作りを面白がる『豊かな遊びの精神』が眠っていると信じている。今こそ自分達の歴史、文化に学ぶべきだ。
とても素晴らしいですね。
私も自分が使う楽器は、日本の優れた職人さんが作ったものを選びたいと常々考えています。
さて、私がこのベースを買ったのは東京にあったJIRAUD(ジラウド)というお店です。
さだまさしさんのバックバンド「亀山社中」のベーシスト福田郁次郎さんがオーナーでした。
1999年というと、ネットショッピングがまだ日常になっていない頃でしたね~。
私は名古屋に住んでいるので東京のお店まで行くことができず、購入についてのやりとりはお店のHPに載っているメールアドレスで行っていました。
その際、オーナーの福田さんから、ベースのスペックや購入までの段取りなどを丁寧に教えていただき、何も不安なく購入できたことを覚えています。
VESTAXベースもとても良いベースでした。今でも感謝しています。
ところで、この投稿の冒頭で紹介したカタログのコピーは、細かい字が見にくいですよね。
なので、以下に書き写した内容を載せます。
VESTAXベースにご興味がある方は参考にしていただけたら嬉しいです。
【仕様】
BV-V
BODY:Maple-Top Karin-Center Alder-Back
NECK:Ebony-Fingerboard
”Wood Stone”
BRIDGE:510B-5
PICK UP:Vestax JJ-5
CONTROL:Vestax active circuit
・Master Volume
・Pick-up Balancer
・Bass(Cut&Boost)±14db
・Treble(Cut&Boost)±14db
【ディープカーブドロングトラスロッド】
ギターの命と言われるNECKは、トラスロッドによりその寿命が保証されます。
ディープカーブドトラスロッドは、今まで他の多くのメーカが誤った方法での製造を改め、12
F以降にその力がかかるように設計されています。
これによりNECKの信頼度は70%も改善され、プロミュージシャンの間では、信頼できるNECKとして高い評価を受けています。
このカーブドロングトラスロッドは、気温差のハードなツアーにも耐え、全世界のツアーで愛用され続けています。
【ウッドストーンネック】
プロプレイヤーでも、グリップを自分の手に合わせ、弾きやすくする事は必要な事ですが、ネックの強度の為にはあまり良いとは言えません。
特に多弦ベースのLow-Bの弦は、テンションも強く、ネックを曲げる力が80Kg以上にもなり、大きくねじれる原因にもなります。
ウッドストーンネックは、通常のネックの4倍の木材を使い、厳選した縦目材のみ使用しています。
強度は、通常のメイプルネックや、ローズネックの約1.6倍の強度を生み出します。
【2-ウェイ・テンションシステム】
近来、ベースの主力となっている5弦ベースは、通常の4弦にLow-Bを加えたものと、High-Cを加えたものがあります。
ベスタクスでは、双方とも良いテンションバランスにするためにLowーBの場合5B4Eの弦はボディー裏からのバックテンションをかけることにより、バランスを取り、High-Cの場合は全てブリッジエンドからのノーマルセッティングでバランスが取れる様に設計されています。
これが2ウェイテンションシステムです。
VESTAXのベースは、今でもたまに中古市場に出てきますので、ご興味がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
そして、今、VESTAXのベースを所有している方は、これからも大切に使っていただけたら嬉しいです。
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